アフィカスなしで、本音でITフリーランス向けエージェントを比較する
GoogleのAIの知能レベルが未だに低いせいで、エージェント情報みたいな金の匂いがする分野でググってもアフィカスサイトばかりが出てきて、本当のところどうなん?っていう本音の情報が中々掴めなかったりする。
どれだけ客観的に書かれてるように見えても、アフィリエイトリンクが貼ってあって誘導してる時点で信用力は地の底に失墜し、その瞬間ページはそっ閉じすることにしてる。
いっそvorkersや転職会議みたいな口コミサイトのフリーランスエージェント版でも作ろうかとも思ったけど、そんな手間かけるならアフィカスぐらいやらなきゃ割に合わんなということになってミイラ取りがミイラになりそうだしなぁ...。
というわけで、ネット上には中々本音で語られたフリーランスエンジニア向けのエージェント比較情報が見つからないのが実情で、そういう記事書いたら結構価値あるんじゃないかと思い、書いてみることにした。
で、最近丁度フリーランス協会っていう非営利団体が発表したエージェントの業界俯瞰マップを見て、これは中々役に立つんじゃないかと思ったのでまずは以下に紹介したい。
出典:【プレスリリース】「フリーランス白書2019」フリーランスと会社員のワークエンゲージメントに大きな差 フリーランスマッチングサービスのカオスマップも初公開 | フリーランス協会ブログ
このマップをベースにして、僕の個人的なエージェントの利用体験と評価を書き綴っていきたい。
このマップの中で世間の比較サイトでよく名前が上がっているものとしては、レバテックとかgeechsとかPE-BANKとかMidworksとかその辺りなんじゃないかな。
自分も大体どれも登録してて、電話 or 対面で面談したこともあるし、案件情報も流してもらってるので、それぞれの特徴や良し悪しはある程度把握してる。
以下にそれぞれの個人的な利用経験に基づく評価を書いていく。
- PE-BANK
ここは老舗のエージェントで、以前までは首都圏コンピュータ技術者協会組合という名前で組合組織として運営されていたみたいです。
成り立ちが組合からなのか、良くも悪くも営利企業の匂いが薄い。営業もあんまやる気が無いというか、売り込みかけてこない。
最近はいくつかマージン率を公表するエージェントが出てきたけど、その先駆けがPE-BANK。ちなみにマージンは8〜12%となっていて、契約の継続期間に伴って最大8%まで下がる報酬体系になっている。
これは業界水準としてはかなり安いと思う。公表してないので実際のとこは分からないけど、自分の感覚ではたぶん業界平均で15%〜20%ぐらいは取ってるイメージ。
PE-BANKの個人的な印象としては、特定の企業と蜜に関係を持っていて、1つの取引先に対して大量に人を紹介してるイメージ。
僕は大体◯クルートさんの案件を紹介される。毎回される。毎回断って、それで終わる。
- レバテック
たぶん一番有名なんじゃないかな。エージェントのアフィリサイトでも必ず上位で紹介されてる。
で、確かに他のエージェントよりも色んな面で優れてると思う。
何が良いかというと、まず基本的にエンド案件がほとんどである点。しかも、事前にエンドユーザーが公開されている。これは他のエージェントではほとんど無い。
基本エンドの企業名は伏せられていて、こっちが強く聞き出そうとして初めてコソッと教えてくれる感じのエージェントが多い中で、最初から情報が開示されてる点は信用できる。
ちなみに自社サービス開発系の案件がメインで、これはちょっと..みたいな微妙な企業の案件とか、商流が深い案件はほとんど紹介されない。
あと、担当となる営業の人がちゃんとヒアリングした上で、的確な案件を提案してくる。
営業体制がしっかりしてるのか、仕組み化されていて、各営業間で情報共有がされているのだと思う。
希望の分野に強い専任の担当者一人が提案してくれるのが良い。他のエージェントだと、色んな営業から五月雨で案件情報が飛んでくることが多い。
ちなみに登録すると専用の会員サイトにログイン出来るんだけど、そこに自分に対しての提案案件が随時追加されていって、興味があれば応募する、って感じ。
毎回案件の切り替えタイミングで利用するものの、結局一度もレバテック経由で契約までは至っていない。これは僕がウェブ系の案件が好きではないという個人的志向によるものだと思う。
と、ここまで書いて力尽きた。
これ意外にも10社ぐらい割と詳しい情報を書けるエージェントあるんだけど、疲れたので一旦中断。
もし需要がありそうならこの続きを書くか、別記事としてボリュームアップ版を書こうと思う。